自分の大切なことに限界を決めたとき自分らしさが失われる。
自分の大切なものに限界を決めた瞬間、自分らしさは静かに消えていく
はじめに:なぜこの話をするのか
「もっと自分らしく生きたい」と思う。
でも、気づかないうちに、自分で自分に限界を設けてしまうことがある。
「ここまでは頑張れるけど、これ以上は無理だ」
「自分にはこの程度しかできない」
そうやって、自分が本当に大切にしているものにすら、線を引いてしまう。
そして、その線を越えられないままにいると、
自分でも気づかないうちに、自分らしさは少しずつ、確かに、失われていく。
今日は、そんな“限界”についての話がしたい。
「大切なこと」に限界を設けるとは?
本当はもっと、自分を表現したい。
誰かを心から喜ばせたい。
自分の可能性を信じたい。
そんな”大切なもの”に出会ったとき、無意識に人は
心が動き、感情的に笑ったり、怒ったり、悲しんだりする。
特に、大人になるにつれて、全方位的好奇心が薄れ、
感情的になれることが少なくなる。
さらに、大人になると現実の壁や失敗への恐れを前にして、
私たちはつい、こう思ってしまう。
「自分には無理だ」
「このくらいで十分だろう」
「傷つきたくないから、やめておこう」
そうして、大切なものに、自分で”限界”を設定してしまう。
それはつまり、自分の核にブレーキをかける行為だ。
ほんの少しずつ、自分の中心が曇っていく。
なぜ自分らしさが失われるのか?
自分の大切なものに蓋をする。
すると、行動の基準が「大切なもの」ではなく「傷つかないこと」や「人にどう思われるか」に変わっていく。
気づけば、
「やりたいからやる」のではなく
「やるべきだからやる」になり、
心の軸が、他人軸へとズレていく。
大切なものを自分で諦めた瞬間、
“自分の源泉”は少しずつ枯れ、
やがて、「これが自分だ」と胸を張れるものが見えなくなっていく。
それが、自分らしさを失うということだ。
限界を設けないためにできること
限界を感じたとき、こう問いかけてみてほしい。
「これは自分にとって、大切なことだろうか?」
もし、心のどこかで「大切だ」と感じるなら、
目の前に見える限界に立ち向かい、
小さな一歩でいいから、動いてみてほしい。
怖いと感じるのは、間違っていない証拠だ。
不安になるのは、それだけ大切であり、本気だからだ。
大切なものを大切にしようとする自分を、まず信じてあげてほしい。
おわりに:自分らしさを守るために
自分らしさとは、
「大切なものを、大切にし続ける力」という一面を持つ。
できるかできないかじゃない。
うまくいくかどうかでもない。
ただ、どれだけ自分の想いを手放さずにいられるか。
”限界”を決めない。
たとえ小さな歩幅でも、心から大切だと思うものに向かって進む。
その積み重ねの先に、
あなただけの、唯一無二の自分らしさが育っていく。
どうか、自分の大切なものを、諦めないでほしい。
あなたの価値が、しっかり感じられるように。
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